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2011年新入社員テーマ研究のご紹介

新入社員のエンジニア2名が1ヶ月の研修期間中に作成したアプリケーションです。例年に劣らず今年も素晴らしい作品が完成しました。
短期間でのプログラミング、テスト、プレゼンテーションの準備など、苦労した点や工夫した点のインタビューも含め、アプリケーションをご紹介します。

【歯車の動作シミュレータ】
【オーダーメイドギター設計アプリケーション-- A CAD Application for Bespoke Guitars --】

画像をクリックするとアニメーションをご覧になれます

歯車の動作シミュレータ

概 要
コンセプトとして「3D CADシステムの簡易版」と言えるようなシステムを作り、設計上どのようなことに気をつけるべきか考える体験をすることが、このテーマ研究の目的です。
そして、歯車を選んだ理由は、身近にある歯車を対象とすることで動作を想像しやすく、容易に形にできるのではないかと考えたからです。
機能紹介
  1. 空間上に軸と歯車を配置
  2. 設置した軸や歯車を削除したり、歯数や大きさなどを変更したりできる
  3. 歯車を動作させたときに、どのくらいの速度で回転するかアニメーションで見ることができる
特 徴
  1. このアプリケーションでは、歯車同士の動力の伝わり方を見るため、既に設置してある歯車を指定して、その歯車に動力が伝わるように新しい歯車を設置していきます。
    その際、歯車同士がかみ合うように設置しなければなりませんが、そのための歯車の回転は自動で行われます
  2. 既に設置してある歯車を移動した際、その歯車にかみ合っている歯車を同様に移動させたり、それによって生じる歯車同士の干渉チェックを行い、 干渉が起きた場合は移動を取り消したりする機能も実装されています
改善点と感想
当初、歯車の側面は穴の開いていない平面でしたが、デモで動作を確認したところ、回転の様子が分かりにくかったため、側面に穴を開けるコードを書き加えました。
また、歯車の移動、削除、干渉チェックなどは、ユーザーが直接指定した歯車以外の歯車にも、アプリケーション側で自動的に同様の操作を行わなければならない場合があり、どの歯車に対して同様の操作を行わせるか指定する仕組みを作るところがとても苦労しました。
今回は平歯車しか対応していませんが、傘歯車や板歯車に対応したり、歯車のプレビューをリアルタイムに表示してマウスのホイールで歯数を調節するような、直感的な操作で設置したりできると、もっと面白いアプリケーションになると思います。

フレームワーク
spArk

※spArkとは…
社外ユーザーが使いやすく、さらに開発の効率化を図るために「spFrame(自社製フレームワーク)」にAPI(関数)を整備した自社製フレームワーク

開発者
山内 洋二
Multi Performance Resource Room所属
東京大学大学院 数理科学研究科 修士課程修了



オーダーメイドギター設計アプリケーション-- A CAD Application for Bespoke Guitars --

概 要
本テーマを選択した理由は、オブジェクト指向の要である「クラス」をイメージしやすい形で扱いたいと思い、また、過去のテーマ研究にはCADアプリケーション風のものが少ないため、アニメーションやゲームではなく、設計ソフトを作りたかったからです。
そして、本アプリケーションには、実際に需要がありそうだと感じ、製作を始めました。
機能紹介
ギターの雛形を表示し、その形状を変形した画像ファイルを作成

【形状変更機能一覧】
  1. ボディの厚さを変更
  2. カッタウェイの深さを変更
  3. カッタウェイの長さを変更
  4. くびれの深さを変更
  5. 弦の長さを変更 (4〜12本)
  6. 天板/ヘッドの色を変更 (3色から選択)
特 徴
  1. オーダーメイドギターを設計する際、既存のものとは異なる形状の部品が必要です。
    本アプリケーションでは、既存の部品を貼り付けるのではなく、ボディの形状を変更することができます
  2. 本アプリケーションでは、ユーザーが操作できる範囲に閾値を置いているため、ユーザーが不正な操作をすることはありません
  3. 3D形状でギターを表示しているため、完成したギターの形状を容易に想像することができます
  4. ダイアログでスライドバーなどを操作すると逐次的にギターの形状が変わるため、操作しながら形状の変化を見ることができます
改善点と感想
初めはクラスを「継承する」「持つ」ということをどのようにして書くか全く分からず、苦労しました。
また、円と直線だけでギターの形状を作成することには骨が折れました。
ダイアログの作成(MFC使用)も初めてだったため、当初は1つのダイアログを作成するのに3時間も要していました。
改善点は、サウンドホールの形状を星型にするなどの形状変更機能を充実させること、エレキギターやバイオリンなど、弦楽器の種類を増やすことです。
また、やはり楽器の本質は「音」ですので、形状によってどのような音が鳴るかシミュレートできる機能を付加させたいと思っています。
フレームワーク
spFrame

※spFrameとは…
短期間で高機能な専用アプリケーションを構築するためのツールとして開発した自社製フレームワーク

開発者
吉原 千尋
Application Project Room所属
京都大学大学院 情報学研究科 システム科学専攻 修士課程修了




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