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機能

デジタルツイン:点群や3Dモデルをブラウザ上で見たい

レーザースキャナーで測定した点群データや作成した3Dモデル、充分に活用できていますか?
せっかく取得したのなら、もっと色々なことに役立てたいですよね。
『PEERLESS WebViewer』を使えば、点群データや3D形状を、Webブラウザで表示させることができます。点群や3Dモデルをもっと手軽に使えるようにして、活用の幅を広げましょう。

デジタルツインと『PEERLESS WebViewer』

デジタルツイン(DigitalTwin)とは、現実世界から収集した情報を、仮想世界(コンピュータ上)に双子であるかのように再現する技術です。今、世の中で最も注目されている技術の1つではないでしょうか。

アルモニコスには『ClassNK-PEERLESS』という、点群データを3次元モデル化するソフトウェアがあります。ここでいう、対象の点群データとは工場やプラントといった生産・製造環境の実物一式を3Dレーザースキャナー等で点群化したものを指します。

点群データと『ClassNK-PEERLESS』で3次元モデル化したデータを使って、デジタルツインを実現するのが『PEERLESS WebViewer』です。誰でも使えるように、点群や3Dモデルをブラウザ上で表示するための仕組みになります。

『PEERLESS WebViewer』でできること

『PEERLESS WebViewer』は、点群や3D形状をWebブラウザで表示させるためのコンポーネントになります。これを使うことで、低スペックのPCでも大規模な点群や形状を表示させることができます。例えば、社内の設計用の高スペックなPCではなく、タブレット端末や事務スタッフが使っているPCでも可能です。

主な機能

  1. 『ClassNK-PEERLESS』の点群管理を担当する『PEERLESS DataCenter』内の点群を表示
  2. 表示されている点群を使って、距離や寸法を計測
  3. 『ClassNK-PEERLESS』の3次元画像表示:AroundImageの表示、AroundImage上での計測
  4. 注記の追加

『PEERLESS WebViewer』の特徴

自社の利用状況に合わせて構築

デジタルツインを実現する際、市販ツールを導入して利用する場合もありますが、社内インフラに近いツールは自社の利用状況に合わせて構築したほうが、以下のような点で何かと便利かと思います。

  • すでに構築済みの自社ツールにWebViewerの機能を組み込むことができるので、今あるツールをそのまま使える。
  • 自社に必要な機能のみを搭載できるので、シンプルなツールを実現できる。

自社で開発を行いたい場合は、『PEERLESS WebViewer SDK』を提供しています。これを使い、自社ツールへ簡単に組み込むことができます。
もちろん、『PEERLESS WebViewer』が搭載された市販ツールもありますので、市販ツールで要求仕様を満たすのであれば、そのまま活用いただくことも可能です。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

3次元モデルの活用

『PEERLESS WebViewer』では、点群だけでなく、3次元モデル化した部品を扱うことができます。
現実世界の情報として、取得した点群データだけを活用する例もありますが、3Dモデルも合わせて活用することを強くお薦めしています。

なぜモデル化した方が扱いやすいかというと、点群データだけでは情報として不足する場合があるからです。例えば、影になった部分やモノの裏側など、測定できていないエリアのデータは欠落します。
また、手軽に社内の誰でも扱えるとなると、点群に慣れていない人がデータを見る可能性もあります。そのような方が、点群だけの状態で作業をするのは困難でしょう。

例:点が少ないので、点群では左側のタンクが見えないが、少ない点からモデル化すれば確認ができる


現在、デジタルツインの導入は多くの企業が取り組みを始めています。自社においてはどういった活用ができるのかを一度検討し、効率化に対する考察をしてみてはいかがでしょうか。考察のお手伝いをさせていただきます。是非お気軽にご相談ください。

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