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微小形状を簡単に削除してソリッド状態をキープしたい

受け取った製品モデルには、不要な形状が多数存在している場合があります。例えば、ある解析の場合、微小形状はなくても解析結果に大きな差が生じないとします。その場合、微小形状が存在することで、メッシュ数が増大し、解析時間が非常にかかってしまいます。

履歴のないCADモデルの編集作業は手間がかかる

いつも自分が使用しているCADにおいて履歴付きでモデリングしている場合には、不要形状を削除するのは比較的簡単です。しかし、外部から中間ファイルで入手したCADデータには履歴がありませんので、ちょっとした修正作業も大変です。

ソリッドCADシステムの場合、中間ファイルでCADモデルをインポートすると、ひとかたまりの形状として取り込まれます。そのため、フェースを個々に処理したり穴を解除するなど、操作が煩雑になってしまいます。

矩形選択だけで削除したい部位を簡単削除

spGateの形状削除コマンドを使用すれば、不要な部位は矩形選択するだけで簡単に取り除くことができます。

矩形選択されたフェースは削除され、その結果残ったインナートリムの穴形状も自動的にトリム解除されます。

これまで複数のフェースやインナートリムを解除しましたが、全体のモデルはソリッド状態を保持しています。

インナートリムとは、フェースの内側の穴形状の輪郭部分を意味します。それに対して、アウタートリムとは、フェースの外形を部分的にカットした輪郭部分を意味します。)

リブ形状の除去

形状は非常に単純なリブ形状ですが、複数に交差したリブの中から特定のリブを削除するのは以外に手間のかかる作業です。

先ほどのボス形状の場合には、インナートリムが一つでしたが、交差したリブ群の場合には、複数のインナートリムとアウタートリムが存在しています。このような複雑なケースでも簡単に除去可能です。

ただし、状況によっては、削除後の面が分割されたままの場合もありますので、その場合には複数面の一面化で対応します。

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