機能
土木業界での活用

業界ごとにClassNK-PEERLESSの活用方法をご紹介します。本記事は土木業界向けの内容です。
土木構造物のモデリング
ClassNK-PEERLESSでは、トンネルや橋梁などの土木構造物のモデリングが可能です。
トンネル

橋梁

ClassNK-PEERLESSで橋梁のモデル化をされているオフィスケイワン株式会社様の活用事例を公開しておりますので、ぜひご覧ください。
機能紹介
ClassNK-PEERLESSで土木構造物のモデリングをする際によく使われている機能をご紹介します。
平面
コンクリートの構造物など、平面の組み合わせでできているものをモデリングする際に平面作成機能を使用します。
平面部分の点群を塗って選択して平面を1面ずつ作成します。

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作成した平面同士で交線を作成し、形状を整えます。

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鋼材
鋼材作成機能で、橋梁の部材を作成可能です。
鋼材の規格のデータベースが組み込まれているため、指定の基準面の点群を塗って選択することで、自動で鋼材の規格を認識します。

オリジナル規格の鋼材の場合は、数値入力や点群を見ながら寸法を調整できます。

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登録されている8種類の鋼材タイプ(形状)であれば、オリジナル規格を追加するなどデータベースを編集することも可能です。

ロフト面
ClassNK-PEERLESSでは、線と線を繋いでロフト面を作成することで簡単な曲面をモデリングできます。
そのため、点群処理ソフトではモデル化が難しいと考えられがちなトンネルや道路面など曲面がある構造物もモデリング可能です。
まず、点群を輪切りにしたような断面を定義し、スケッチ機能でカーブを描きます。

作成した線を繋いでロフト面を作成します。

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この他にも排水管のモデリングの際にお使いいただける配管専用機能や屋外のデータ内にある電柱・電線を作成する機能などがございます。
モデリング機能以外でも土木業界のお客様にお使いいただける機能がございます。
メッシュ
土木構造物など基本的には前述の機能等を使用してモデル化しますが、地表面や法面などを表現したい時にはポリゴンメッシュで表現可能です。
樹木などの点群が撮れている場合でも、最下層にある点群から地表面のポリゴンメッシュを作成する専用機能もございます。

誤差評価機能
モデルと点群データの誤差をカラーマップ表示する機能です。
ClassNK-PEERLESSで作成したモデルだけでなく外部で作成したモデルと点群の差分も確認できます。

以下のような場面でお使いいただけます。
- モデルの精度確認
ClassNK-PEERLESSで作成したモデルと点群データを比較して、モデルの精度を確認します。
- 施工後の精度確認
外部で作成した3Dモデル(設計データ)と点群データ(施工後の状態)と重ね合わせることで施工後の精度確認をします。
- 経年変化の確認
鋼材のたわみや配管の膨らみ・へこみなど、誤差評価結果から経年変化している箇所やその状態を確認できます。
詳しくは誤差評価機能についてご紹介しているWEB記事をご覧ください。
動的干渉チェック
干渉を確認したいモデルもしくはメッシュとルートを設定し、そのルートで動かす際に干渉する点を赤く色づけます。
機械の搬入出の経路検討でお使いいただくことが多い機能ですが、車両のルートシミュレーションにもご活用いただけます。外部からインポートしたモデルでも干渉チェックできますので、実際の車両モデルでシミュレーションすることも可能です。

動的干渉チェックの操作イメージをご確認いただける動画がございますので、よろしければご覧ください。

