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活用例

簡単に計測やシミュレーションを実施

改修工事では、既存設備の撤去や新しい機器を設置します。ClassNK-PEERLESSには、計測機能や、静的な干渉チェック機能、動的な干渉チェック機能が搭載されています。

工事個所の点群があるとき、点群の中に機器モデルを配置して既設情報との干渉を確認したり、機器モデルや既存設備の搬入出経路の検討したりすることができます。

静的干渉チェックでは、既存設備との干渉やメンテナンススペースの確保状況を寸法で確認できます。動的干渉チェックでは、搬入出時の干渉を確認することができます。

用途

造船分野:バラスト水処理装置やSOxスクラバの配置位置、搬入方法の検討
工場・プラント分野:新しい機器の配置や搬入出方法の検討

課題

機器の配置計画の段階では、以下のケースの検討をします。

  • 配置予定付近で既存設備と機器が干渉しているか
  • 既存設備や機器のメンテナンススペースが確保できるか
  • 配置予定場所までの搬入が干渉なくできるか

過去図面や現場での手計測の結果を使って検討する場合は、精度の高い検証が難しいと言われています。

  • 計測漏れ
  • 図面と実物の差があること/手計測の精度が高くないこと

このことから実際の取り付け時に現場で調整する必要があります。現場で調整する場合、工事期間が延びてしまったり、機器のサイズによってはクレーン等の車両が必要となる期間が延び、納期とコストの問題が危惧されます。

効果

既存設備と機器との位置関係の把握

既存設備と機器の干渉やメンテナンススペースの確認には、静的干渉チェック機能を使います。以下のことが可能です。

  • 周辺の機器からの距離を自動的に寸法表示する
  • 干渉している点群を確認する

搬入出経路の検討

機器を動かしたときに既存設備と干渉する部分を、動的干渉チェック機能により可視化します。以下のことが可能です。

  • 動かした際に干渉する点群や周辺の機器をハイライト表示する
  • 機器を動かした状況を動画ファイルに保存する

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