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活用例

下位互換できないためファイルが開けない(自動車部品メーカーD社様)

一般的にCADデータには上位互換はありますが、下位互換には対応していないケースがほとんどです。

例えば、CATIA-R25で作成されたCATPartはCATIA-R27では開けますが、CATIA-R27で作成されたCATPartはCATIA-R25では開くことができません。

同様にACIS7.0のCADデータは、ACIS25.0のCADでは開けますが、ACIS25.0のCADデータはACIS7.0ベースのCADでは開くことができません。

データ変換で事前に確認しておくべきこと

ご利用中のCADシステムのバージョンが常に新しい場合には問題ありませんが、常に最新版を使用していない場合には注意が必要です。

CADデータを入手するときに、CADデータのバージョンを確認し、利用中のCADで読めるかどうかを把握しておく必要があります。

下位互換の対策

事前に下位バージョンのデータを依頼してCADデータを入手できる場合はよいのですが、たまたま上位バージョンのCADデータを入手してしまった場合にはどうすれば良いでしょう。

spGateがあれば、最新のCADデータを読み込み、下位バージョンのCADデータを書き出すことが可能です。

例えば、CATIA-R26のCATPartを受け取った場合、直接CATIA-R25では開けませんが、spGateで下位バージョンを指定して出力することで、CATIA-R25でもCATPartを開くことが可能です。

中間ファイルとソリッドカーネル

CADデータ変換の中間ファイルとしてはIGESやSTEPが有名です。

IGESとは、Initial Graphics Exchange Specification の略で、異なるCAD間において図形・図面データを授受するための中間フォーマットを意味します。1981年にANSI(American National Standard Institute:米国国家規格協会)の規格として承認され、1996年の IGES 5.3をもって最終版となりました。現在では、ほとんどのCAD/CAMシステムにおいて、標準搭載されています。

STEPとは、Standard for the Exchange of Product model dataの略で、ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)により規格化されたファイル形式です。多くのCAD/CAMシステムでは標準で対応していますが、中にはオプション扱いでSTEPオプションを購入しないと読み込めないCADシステムも存在しています。

これらの中間ファイルの場合には、CADに搭載されたデータ変換ソフトはバージョンをそれほど意識していません。そのため、CATIAの例のような下位互換問題はほとんど発生しません。ただし、バージョンとは無関係に記載された図形や属性の読み込みに対応しているかどうかがキーポイントになります。

ソリッドカーネルとしては、ParasolidとACISが有名です。

Parasolidは、SIEMENS社が開発しているカーネルで、Parasolidを使ったCADシステムとしては、NX、SOLIDWORKS、Solid Edgeが有名です。パラソリッドファイルの拡張子はx_tやx_bを使用します。

ACISは、Spatial Technology社が開発しているカーネルで、ACISを使ったCADシステムとしては、InventorやSpace-Eが有名です。エイシスファイルの拡張子はsatを使用します。

ソリッドカーネルのx_tやsatファイルを入手した場合には、CATIAの例と同様にファイルのバージョンが重要になります。そのためには、使用しているCADシステムのカーネルのバージョンがいくつなのかを把握しておく必要があります。

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