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3次元測定・点群検査ソフト「spGauge」が選ばれる6つの強み|点群とCADの比較検査を効率化

非接触測定機(3次元測定機)で取得した点群データを、実際の製品検査や品質保証業務に活かすためには、専用の検査ソフトが必要不可欠です。しかし、多種多様な検査ソフトを本来の業務と並行して比較検討するのは、非常に手間がかかります。

そこで本記事では、弊社が提供する「spGauge」の特長を、6つのポイントに絞ってご紹介します。

検査精度の要となる「位置合わせ」へのこだわりや、工数削減に直結する「自動抽出機能」など、国産ソフトならではの強みをまとめました。「どのソフトが良いか分からない」とお悩みの方の、情報収集の第一歩としてご活用いただければ幸いです。

目次

拘束条件を細かく指定。検査意図を反映した「位置合わせ」ができる

まずは点群データとCADデータを使った検査において、なぜ「位置合わせ」が重要なのかを簡単にお話しします。

一般的な点群検査のフローは、下の図のようなイメージです。まずマスターデータと測定データを読み込み、両者の「位置合わせ」を行った後、各種検査へと進みます。

ここで大切なのは、どれほど高性能な検査機能があったとしても、最初の位置合わせが正しくできていなければ、求める結果は得られないということです。

一般的な検査ソフトでは、spGaugeにも搭載されている「グローバルフィット(ざっくりと寄せる)」と「ベストフィット(精度を高めてさらに近くまで寄せる)」が主流です。
ただし、これらは「全体的に誤差が最小になるよう計算して合わせる」機能です。「指定した面を合わせたい」「特定の穴を基準に固定したい」といった、現場の設計意図に沿った細かな拘束指示が出せないため、求める検査内容によっては、十分に対応できないケースもあります。

そこでspGaugeでは、面・穴・エッジ・断面など、詳細な基準を指定できる位置合わせ機能を搭載しています。

その代表例が、独自の「ゼロタッチ位置合わせ」です。

例えば「机の上に物を置いた状態」を検査ソフト上で再現する場合、グローバルフィット/ベストフィットでは、点群がCADを突き抜けてしまう場合があります。
spGaugeのゼロタッチ機能は、移動方向に対してデータ同士が「接触した瞬間」で止まるよう制御します。これにより、コンピュータ上で現実の設置状態を正確に再現することが可能です。

このように、spGaugeではグローバルフィット/ベストフィットだけでなく、現場のこだわりや物理的な条件を細かく反映できる、自由度の高い位置合わせを実現しています。

国内自社開発だから、柔軟なカスタマイズや直接の技術相談ができる

spGaugeの大きな強みの一つは、静岡県浜松市で自社開発を行っている「純国産ソフト」である点です。これによって、利用者様には主に2つのメリットがあります。

現場の課題に合わせた柔軟なカスタマイズができる

もともと受託開発からスタートした背景もあり、私たちは「現場の細かな困りごと」を形にすることを得意としています。
既存の機能では対応しきれない特殊な検査も、専用機能として一から開発し、spGaugeを貴社専用にカスタマイズすることが可能です。他社にはない独自の検査システムを構築することで、業務の効率化はもちろん、競合他社との差別化を図ることができます。

直接問い合わせができる

純国産ソフトですので、技術サポートや開発へのご要望を、私たち開発チームが直接お受けします。
海外製ソフトでありがちな「ユーザー様 ⇒ ソフトメーカーの日本の拠点 ⇒ 海外開発拠点」といった、国をまたぐ伝言ゲームは発生しません。窓口が一つで済むためやり取りが迅速かつ正確で、現場の声をスピーディーに機能へ反映できる点も、多くのユーザー様に喜ばれている強みです。

プレス製品や金型検査など、日本の製造現場に特化した評価ができる

spGaugeは、プレス製品や樹脂製品、鋳造品、そして金型などの検査に特化した機能を多数搭載しています。

例えばプレス製品の検査では、穴検査や板止まり検査、断面検査、肉厚検査などを活用できます。特に穴検査においては、穴を検出する際の「精度」が非常に重要です。spGaugeは穴の板厚方向の測定点群などの不要なデータに影響されにくいため、精度の高い穴検出が可能です。これはspGauge独自の強みの一つです。

また、溶接打点検査に特化した機能も備えています。spGaugeでは曲率解析やAI判定によって溶接打点を自動抽出できるため、何百〜何千箇所という膨大な手作業から解放されます。測定漏れや測定ズレを防ぎながら、作業時間を大幅に削減することが可能です。実際に、処理時間が従来の1/2まで短縮されたという事例もあり、効率化に大きく貢献します。

組付け後の変化を見える化し、高度なアセンブリ検査ができる

spGaugeでは、単品の検査だけでなく「アセンブリ検査」も可能です。部品を組み付けた後に発生する変形や位置ズレを、視覚的に分かりやすく見える化できます。

アセンブリ後に不具合が起きている箇所に対して、変形している部品を特定したり、どの方向にどれだけズレているかを表示したりすることが可能です。単品検査だけでは見抜けない、組付け状態での実態を正確に把握できます。

こちらの機能はお客様から開発のご要望をいただき、実際に開発・搭載した機能の一つです。現場のリアルな課題を解決したいという思いが形になっています。

無償の「spGauge Viewer Light」で、誰でも手軽に結果を確認できる

spGaugeでは、専用のビューワーソフト「spGauge Viewer Light」をご用意しております。spGauge側で専用のファイルを出力することで、どなたでも活用できるのが特長です。

spGauge Viewer Lightには、主に以下のようなメリットがあります。

  • 無償で何ライセンスでも利用できる
    追加コストがかからないため、社内の各部署はもちろん、協力会社や取引先様にも広く導入いただけます。
  • 一般的なスペックのPCでも軽快に動作する
    専用ファイルを出力する際にデータを大幅に圧縮するため、高スペックなPCは必要ありません。事務用ノートPCでもスムーズに動作するほど軽量なので、検査結果をそのままメールに添付して送ることも可能です。
  • 複数の検査結果を同時に比較できる
    例えば、「加工前」「加工1回目」「加工2回目」といった複数のファイルを同時に開き、時系列での変化を並べて確認することも可能です。
  • Officeソフトに挿入して、3次元のまま結果を確認できる
    PowerPointやExcelにオブジェクトとして挿入することができます。報告書のスライドやシート上で、そのまま3次元モデルを動かして確認できるため、静止画では伝わりにくい複雑な形状の変化も、正確かつ直感的に共有できます。

このように、測定機や専用ソフトがない環境でも、社内外の誰もが3次元データを活用できる運用体制を構築できます。
ユーザー様の中には、spGauge本体のライセンス数は数本なのに対し、約1000ライセンスものspGauge Viewer Lightをインストールし、ご活用いただいているユーザー様もいらっしゃいます。

検査基準や検査部位を自動抽出できる

spGaugeは、設計変更、検査基準や検査部位の指示を自動抽出できます。
登録された基準や寸法に対して、該当する部位の点群を自動抽出するため、効率的に検査や良否判定を行うことが可能です。

また、実際の3D CADデータには存在しない形状を「架空形状(拡張図形)」として作成・登録し、検査に活用することもできます。

いかがでしたでしょうか?
spGaugeならではの機能や、導入のメリットについてご紹介しました。

「自社の製品検査でどこまで自動化できるか試したい」「今のソフトでは位置合わせがうまくいかない」といったお悩みがあれば、ぜひアルモニコスへお問合せください。
また、本記事でご紹介した各機能については、より詳しく解説した個別記事も掲載しています。気になる機能がございましたら、あわせてご参照いただければ幸いです。
ご不明点がありましたらいつでもお気軽にお問合せください。

お問い合わせは、メール(spGauge-sup@armonicos.co.jp)、もしくはお問い合わせフォームからお願いいたします。

tag : 断面検査 位置合わせ 溶接打点 点群データ活用